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ここ 3 ヶ月で書いた Ruby コードはわずか 40 行ではありますが、最初で
最後の RubyKaigi に参加して来ました。印象に残ったセッションを書き留
めておきます。

(1) 組込みシステムのための動的コンポーネント機構とVMの最適化

オリジナルの Ruby をなるべく手を加えずにに移植する、つまりハッキン
グですね。私はこういうの好きですねえ〜。オリジナルに手を加える量が
少なければ少ないほど興奮しますw

そういう意味では elisp の advice や eval-after-load、hook なんかも
好きです。

(2) 軽量Ruby

こちらは Matz さん本人が関わっている組み込み Ruby 。(1) と違って、
Ruby にバリバリと手が加えられています。

軽量化するために、Ruby を極限まで削り取ったり、高速化可能であればハー
ド化(Ruby チップ)したりするそうです。

VM を介して使うため中間コードに変換する必要があるそうです。いっその
こと、Ruby のコードを実行可能なコード(ELFとか)に変換すればいいんじゃ
ないかと思ったのですが、そういう訳にはいかないのでしょうか。

いずれにせよ、組み込みの分野で Ruby が使える日もそう遠くないのかも
しれません(?)

(3) その他もろもろ

「Ruby遺産とレガシーコード修理技術」は tDiary の話だと思っていなかっ
たので、予想外でうれしかったです。本当に tDiary が好きなんだなあ。。
懇親会では、ただただしさんとも少しお話し出来ました。

Matz さんのプレゼンももちろん面白かったです。内容は要約すると
「Ruby 最高!」でしたw

隠れた収穫としては、Ruby 界隈ではテスト駆動開発が当たり前になってい
ることを知れたこと。実際にやっているところを初めて見ました。自分の
仕事でも真似しないと。。。

全体的にプレゼンがうまい人が多かったのも印象に残りました。良くある、
テキストで埋め尽くされたプレゼンは少数派で、画像や動画、グラフ、テ
キストが1つか2つというパターンが多数派に思えました。ちょうど
プレゼンテーション zen を読み終えた後だったので、なおさら目に付いた
のかもしれません。

懇親会への道中、あの keysnail の作者である @stillpedant さんとお話
しできました。Firefox から Chrome に乗り換えた [2011-06-03-1]
バレてました。すみませんw