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前職のころから気になっていました。「以後気をつけます。」
このフレーズ、私は使った記憶がありません。いや、使ったことはあるか
もしれませんが、よほどのことがない限り使わないです。なんでかと言う
と「以後気をつける」ことって、めちゃめちゃ大変だからです。
例えば今日何かミスをして「以後気をつけます」と言ったとします。
あなたは「以後気をつける」ことを 1 つ抱えます。
3日後に別件でミスをして、また「以後気をつけます」と言ったとします。
あなたの「以後気をつける」ことが 2 つになりました。
一週間後に..(略)
このまま続くと「以後気をつける」ことが溜まりすぎて、本来やるべきこ
とに集中できません。ギブアップです。まあ実際は「以後気をつける」の
は忘却の彼方に行くのでしょう。
重要なのは「以後気をつける」必要がないような仕組みを作ることです。
もちろん頻度が少なければ、作らないのもアリです。その都度、自分のア
タマで考えないといけませんね。
[2011-04-22-1] に受託開発から自サービス開発に移って、1年ちょっと過
ぎました。今さらながら気づいたことがあったので、ちょっとメモ。
受託開発は契約が無事決まるとやるべき作業や予算が決まる。どのくらい
開発リソースを使えるかが分かるので、その範囲内で新規実装やメンテナ
ンスなどをする。基本的には他の案件は発生しないが、この案件は○○に
含まれるよねなどと、契約の範囲内で対応を要望されることはよくある。
プロジェクト開始時の要件定義が重要。どちらかと言うとウォーターフォー
ル型開発と相性が良い。
自サービス開発はやるべき作業が決まっても、どこからも予算(お金)は降
りてこない。昨日決まったことが今日覆ったり、なくなったり、全然違う
急ぎの作業を要望されることは日常茶飯事。サービスをリリースしないと
売り上げが分からないので、極力小規模で開発することが重要。受託開発
と同様、中長期的なスケジュールは立てる必要はあるが、状況は刻々と変
わるため、よりこまめな更新が必要。アジャイル開発と相性が良いという
か、それしか選択肢がない。
※ 受託開発の時はそこそこの規模の会社(300人くらい)で、自サービス開
発は零細企業(開発者数人)なので、その辺の違いもあります。
去年の [2011-04-22-1] に組み込み系&受託のお仕事から、Web 系&自サー
ビス提供のお仕事に転職し改めて思ったので書き留めておきます。特定の
個人を批判する記事ではないのであしからず..。
何かサービスを作るときに、中身がぐちゃぐちゃでも動くプログラムに価
値があることには全く同意します。私は0を1にするのは得意ではないの
で、むしろ尊敬します。しかしそこで終わってしまってはそのサービスの
将来は暗いでしょう。
サービスが安定稼働し始めたら、メンテナンス性の良いコードに変更して
いく必要がありますし、新しく追加する機能も同じです。
※ もっとも、緊急時は最小限の工数でできる変更を採用すべきですが、
あとで絶対に適切な修正に改めなければいけません。
その新しく追加する機能なんですが、私は実装して開発環境で意図通りに
動いた時がスタートラインだと思っています。
そこからバグや重複、むだなコード、むだなコメントを減らし、いかにメ
ンテナンス性の良いコードにするか、集中して作り込みます。もちろんテ
ストも書きます。
私はここがプログラマの腕の見せ所だと思ってますし、細かいこだわりを
入れられたり、より良いやり方で作り込めると、何度も何度もコードを読
み直してニヤニヤしてしまいます。
プログラムは仕様通りに動いて当たり前なので、プログラマとしてはメン
テナス性の良さだとか、パフォーマンスだとかの付加価値を付けることが
重要です。しょうもないバグは論外です。
もうひとつ大事なのが、コミットにストーリー性を持たせることです。
私は最低でもインストール前に5回は変更を見直して、「本当にこの変更
で良いのかな」「このコミットは2つに分けた方が良いな」とか「これと
これは同じコミットだろう」とかやってます。Git だとこれが容易なので、
とっても便利です。最終的には20回くらい見直していると思います。
※ 平時はこのくらいやる習慣を付けることが重要です。ろくに確認しない
ことを習慣化してはいけません。
インストール後は(当たり前ですが)、インストールした環境で正常に動作
するかをチェックします。
まあ、Jenkins で CI(継続的インテグレーション) やっているので、単体
レベルでの動作はあまり気にしなくて良いのは助かります。
仕様通りに動くようにプログラムを作るのは、プログラマとして当然です。
コードに付加価値を付けることが、自分への付加価値に繋がると信じてい
ます。
組み込み系でも Web 系でも「品質の良いコードを書く」ことについては同
じでした。前職では数百人規模のプロジェクトに所属しており、自分要因
でシステムが止まる恐ろしさは十分すぎるほど分かっているので、その点
は良い経験でした。
Web 系だと新しいツールを使いやすかったり、テスト環境も構築しやすかっ
たり、他社のプログラマーとの交流もしやすいので、プログラマーの幸福
度は高いかも?
git stash は便利なんですけど、stash したのを忘れたり、egg 使ってい
ると pop しても消えなかったりするので、もう使わないことにしました。
gitで現在の作業内容をクイックセーブする - アジャイルSEを目指すブログ
この記事からヒントを得て、最近はオレオレ git qsave を使ってます。
見てのとおり、変更点を全部 commit しているだけです。
git reset --soft 'HEAD^1' とかすれば commit 前の状態、つまり
Staging の状態に戻ります。
リセットしないであとで圧縮 commit しても良いですね。
git-qsave という名前で(git-qsave.sh じゃないですよ!)パスの通ったディ
レクトリに置けば、git qsave で実行できます。
git push したら、すぐにテストを実行して欲しいだけなんです。
もう、ポーリング [2011-12-30-5] で新しい commit があるかチェック
するのは嫌なんです。
いや〜、Jenkins-CLI でやろうとしてかなりハマりました。
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初心に返ってJenkins実践入門読みましたが、Git には特に触れられておらず...。
どうせこれも Jenkins-CLI のススメだろうと WEB+DB PRESS Vol.67 の
17 ページ目のコラムの URL を読んでみた。
「あれ? Git プラグインだけでできるの?」
試しに git push の後に Web ブラウザで
http://example.com:8080/git/notifyCommit?url=/home/foo/hoge.git
にアクセスしたら、ビルドが始まったじゃありませんか!
あとは /home/foo/hoge.git/hooks/post-receive に以下を追加して終了。
curl 'http://example.com:8080/git/notifyCommit?url=/home/foo/hoge.git'
なんか矛盾しますが、「SCMをポーリング」にはチェックを入れる必要があ
ります。スケジュールは空っぽで OK です。
あと、今回のもうひとつの素晴らしい点は、認証が必要なシステムでも使
えることにあります。
長年のつっかえがやっと取れました!
Jenkins さん、dis ってすみませんでした。
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連投しようかと思いましたが、思い直してブログに書くことにしました。
ツイッターやるとそれなりに発散できますが、どこにも収束しませんからね。
上のツイートでは M-< とか書いてますけど、実は Esc-< って打ってます。
最初に触った Emacs(NEmacs(ver18.55)) は X など使えなかったので。
こういう手癖ってなかなか直せないと思いがちですが、そんなことないです。
- 半年ほど前、Return キーは Ctrl-m に、Tab キー Ctrl-i を打つように
手癖を直しました。キータッチが少し速くなったと思います。(鬼軍曹.el
さんありがとう!)
- C-; や C-: を 1 行スクロールアップ/ダウンに割り当ててましたが、
Command-j,k に変更しました。右手小指の痛みが治りました。
- メタキーを打ちやすいように、以下の設定で Command と Option を入れ
替えてましたが、デフォルトの設定に戻しました。おかげで Emacs でも
Mac 特有のキーバインドを使えるようになったり、Super キーを積極的に
使えるようになりました。
(setq mac-command-modifier 'meta) (setq mac-option-modifier 'super)
最初の 2 つは 10 年以上染みついた手癖です。最初は結構イライラしまし
たが、3 日くらいで慣れました。で、2 週間ほどで手癖は忘れました。
M-< を「Esc 押して離して < を打つ」するのを止めます。
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