このブログは [2022-10-01-1] で全部 Google のサービスで揃えて、その時ドメインレジストラと DNS も Amazon Route53 から Google Domains に移行しました。

私はこのブログをちょっとした実験場にしていて、出来るだけ仕事と関係するサービスを使うようにしています。そんな歴史 です。

今の仕事は Google は全然使わなくて、AWS をよく使うのですが、また Route53 に戻るのも面白くないなと思い、今回はとりあえずドメインまわりを Cloudflare に移行しました。Cloudflare は仕事では使いませんがね。

もちろん Google Domains が終了し、Squarespace に移行される件 とも関係しています。何もしなければ Squarespace に移行されはしますが、自分で選んだのに勝手に移行される腹立たしさは少しあり、今回 Cloudflare に移行しました。

移行作業は簡単

ざっくりこんな感じです。4/6(土)の夕方に始めて、作業時間としては 2 時間程度だったと思います。慣れていればもっと早いかと。

  1. DNS を移行する
    1. Cloudflare 上でサイトを追加し、DNS の移行を開始する
    2. Google Domains 上でネームサーバを Cloudflare に向ける
  2. ドメインを移管する
    1. Google Domains 上でドメインのロックを解除し、移管用の認証コードを取得する
    2. Cloudflare 上でドメインを移管し、認証コードを入力する

公式ドキュメントに沿えば割と迷わずに移行できると思います。
🔗 ドメインをCloudflareに移管するためのステップバイステップガイド

と書きたいところですが、今回は意識が低くて Qiita の記事を参考にしました。ありがとうございます。
🔗 GoogleドメインからCloudFlareに移管する。 #Web - Qiita

移行するタイミングも気にする必要はなくて、次の更新を考慮してくれます。

今回は 2024/05/17 が Google Domains 上での有効期限でしたが、Cloudflare に移行したら 2025/05/17 が有効期限になりました。

発生したトラブル

作業完了後に https://masutaka.net/ にアクセスすると、リダイレクトループになることがありました。

どうやら Cloudflare あるあるみたいで、中途半端に Cloudflare の SSL/TLS 証明書を使ってしまうためのようです。SSL/TLS の設定を「フレシキブル」から「フル」に変更し、サーバ上1の証明書を使わせたら直りました。

🔗 Cloudflare + Vercelでのリダイレクトループエラーの解消メモ #SSL - Qiita

料金の変化

多少値上がりしました。

サービス名 料金 備考
Google Domains 1,400円/年
Cloudflare 1,776円/年 $11.84/年 を 1USD=150JPY 換算で計算

DNSSEC の有効化は時間がかかる

DNSSEC も 4/6(土)に有効化しました。こちらはしばらくかかって、5 日後の 4/11(木)に有効化が完了しました。

🔗 DNSセキュリティと DNSSEC | Cloudflare

次のアクション

次はこのブログ自体を Cloud Run からどこかに移動しないと。

Hugo で作った静的サイトなので Cloudflare Pages でも良いのですが、過去 URL のリダイレクトを真面目にやっているのと、趣味なので少しオーバーな技術を採用したい意図があります。

Docker が使えればベストです。でも Cloudflare の CDN は使いたいですね。

まとめ

このブログのドメインレジストラと DNS を Google Domains から Cloudflare に移行しました。

今までさくらインターネット、Amazon Route53、Google Domains と使ってきましたが、Cloudflare は管理画面が充実していて面白そうです。

Cloudflare 上で確認できる masutaka.net のメトリックス


  1. 今回は Cloud Run の証明書 ↩︎