zsh との付き合いは 7 年くらいになりますが、やはり補完が便利です。

tar のオプションを補完。

% tar ←ここで tab キー
A – append to an archive
c – create a new archive
f – specify archive file or device
t – list archive contents
u – update archive
v – verbose output
x – extract files from an archive

make のルールを補完。

% make ←ここで tab キー
all check-syntax clean hoge.o hugahuga.o main.o

cd した履歴を補完。

% pwd
/home/masutaka
% cd /usr/local
% cd /home
% cd /etc
% cd -←ここで tab キー
0 – /home/masutaka
1 – /usr/local
2 – /home

という前書きはさておいて、「漢の zsh 」というコラムがあったので、
ざっと読んでみました。個人的に気になった設定をメモメモ。

第6回: 漢はだまって先方予測 - あなたはこの機能使いこなせるか 」より。

以下の設定をすると、コマンド入力時に携帯のかな漢字変換の先行予測の
ようなことをしてくれる。

autoload predict-on
predict-on

第8回: これは既にシェルを超えている…… zshの算術演算 」より。

expr コマンドを使わずに計算が出来る。

% echo $(( 1 + 2 + 3 + 4 + 5 ))
15
あらかじめ “zmodload -i zsh/mathfunc” を実行し、mathfunc モジュール
を読み込むと、以下のような sin 関数演算も出来る。
% echo $(( sin(1) ))
0.8414709848078965
sh では変数の型はすべて文字列だが、zsh では整数型や実数型もあるとのこと。

第11回: zshはエディタか? - 「zed」でお手軽編集 」より。

zsh には簡易エディタ機能も備えている。(あらかじめ “autoload zed” を
実行しておく必要がある。)

% zed hoge.txt
-f を指定すると、zsh の関数を編集出来る。
% zed -f function_name
実は zed 自体も zsh の関数で、自分自身を編集できてしまう。
% zed -f zed

第15回: **で簡単ヒット!!! - 漢達への熱いお願い付き 」より。

ワイルドカードの展開内容をその場で確認可能。

% cd /usr/*←ここで C-x g
/usr/X11R6 /usr/bin /usr/games /usr/include /usr/lib /usr/local /usr/sbin /usr/share /usr/src

ここまで書いておいて何ですが、実はたくさん設定をするのは好きではな
いです。ある程度満足したら、後はできるかぎり設定を少なくすることに
喜びを感じます。^^;