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[2009-04-19-1] に買って今日読み終えた。結論からいうと、オススメ。
一気に読んでしまった。ちょっと悲しい話を読みたい人向けかな。

内容としては、バーチャルな世界を体験するうちに現実と非現実の境があ
いまいになるという、よくあるストーリー。ただ 20 年も前の小説だから、
「よくある」という表現は不適切かもしれない。内容は良く練り上げられ
ており、特に中盤から後半にかけて引きずり込まれるように読んだ。

プログラミング経験があって、小説の舞台のすぐ近くに住んでいると、さらに
リアリティが増すはず。まあ、私のことなんですがね。w

ところで、小説のなかで笹森貴美子というイプシロン・プロジェクトの社
長が登場する。彼女は、部下であるケネス・バトラーに結構厳しい注文を
する。(オーノー、今日も徹夜デスヨなんてセリフが 2〜3 回でてくる。)
読みながら、現実的な日程を組み直した方が良いのでは?(社長だけど)
PM としてどうなの?などとバカなことを考えてしまった。w

1996 年にテレビドラマ化もされたそうで、画像とあらすじが見つかりまし
た。ヲタゲーマー役の須藤君がいい味を出しています。
URL: http://www1.odn.ne.jp/~aal28310/sudou-23.html

ちなみに「クラインの壷」とは、「メビウスの輪」の高次元版だそう。
以下に四次元化したイメージがありますが、私は分かりませんでした…。
URL: http://www.yk.rim.or.jp/~ans/SUBI/sya.html