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何はなくとも、まずは .emacs (どっと いーまっくす) です。
Emacs は起動すると次の順番にユーザ設定ファイルを検索し、最初にヒットしたものを読み込みます。これがいわゆる .emacs (どっと いーまっくす) です。(最近の Emacs は ~/.emacs.d/init.el も使えます。)
- ~/.emacs.elc
- ~/.emacs.el
- ~/.emacs
.emacs.elc は、.emacs.el や .emacs を以下のようにバイトコンパイルしたものです(他の方法もあります)。
% emacs -Q -batch -f batch-byte-compile ~/.emacs
バイトコンパイルすると、起動時間や実行時間が少し短くなります。ただ、.emacs を修正した後にバイトコンパイルし忘れると、前述の読み込み順番のため、古い設定のまま Emacs が起動するという弊害もあります。
.emacs.el と .emacs は名前が違うだけです。
.emacs の他に site-start.el と default.el もあります。あまり意識することはないかもしれませんが、管理者が全ユーザに設定させたい内容を記載して使います。[2008-05-15-1] もご覧下さい。
-q オプションはよく使います。こうすると ~/.emacs を読み込みません。
% emacs -q
~/.emacs の代わりに別なファイルを読み込ませたい時は、このようにします。
% emacs -q -l /hoge/huga.el
第2回終わり。