自分のアタマで考えよう amazon.co.jp

前回とはうって変わり、表やグラフがよく出てくる分析的な本。考えるこ
とについて突き詰めて考えた本なので、一度目を通しておいた方が良いと
思う。

以下、ビビッと来たところ。

P168

  日本企業は、与えられたフィルターの中で一番に選ばれるための商品を
開発することにはとても優れているのに、「今までになかった新たなフィ
ルターを消費者に提示する」ことが必ずしも得意ではない、ということで
す。
  ビジネスの世界では、この「新たな選択基準=新たなフィルターを提示
する」ことを、「ゲームのルールを変える」といいます。

P238

①知識は思考の棚の中に整理すること
②空いている棚に入るべき、まだ手に入っていない知識を常に意識すること
③それらの知識が手に入れば言えるようになることを、事前に考えておくこと

これが、ちきりんが考える「知識と思考の、理想的なカンケイ」なのです。