[2011-04-22-1] に受託開発から自サービス開発に移って、1年ちょっと過
ぎました。今さらながら気づいたことがあったので、ちょっとメモ。

受託開発は契約が無事決まるとやるべき作業や予算が決まる。どのくらい
開発リソースを使えるかが分かるので、その範囲内で新規実装やメンテナ
ンスなどをする。基本的には他の案件は発生しないが、この案件は○○に
含まれるよねなどと、契約の範囲内で対応を要望されることはよくある。
プロジェクト開始時の要件定義が重要。どちらかと言うとウォーターフォー
ル型開発と相性が良い。

自サービス開発はやるべき作業が決まっても、どこからも予算(お金)は降
りてこない。昨日決まったことが今日覆ったり、なくなったり、全然違う
急ぎの作業を要望されることは日常茶飯事。サービスをリリースしないと
売り上げが分からないので、極力小規模で開発することが重要。受託開発
と同様、中長期的なスケジュールは立てる必要はあるが、状況は刻々と変
わるため、よりこまめな更新が必要。アジャイル開発と相性が良いという
か、それしか選択肢がない。

※ 受託開発の時はそこそこの規模の会社(300人くらい)で、自サービス開
発は零細企業(開発者数人)なので、その辺の違いもあります。