数年ぶりに 1 on 1(をやるほう)をやることになったので、『ヤフーの1on1 』という本を読んでみた。

なぜこの本を選んだのかと言うと、前職で 1 on 1 をしてくれていた @meihong の記事 👇 で紹介されていたから。

🔗 コミュ障が1on1をやり始めたので参考になりそうなことを書いておく
※ この記事は自分の中でちょっとしたバイブルになっていて、必要な時に読み返しています。

もうひとつの『HIGH OUTPUT MANAGEMENT』は大事に積みました。(アカン 😅

感想

第1章がマンガでの事例で始まるので、読み始めが楽。ボリュームも大きくなく、流し読み程度だけど1時間 x 2日で読み終わった。

全体的なキーワードは「アクティブリスニング」と「信頼関係」だと理解した。

「アクティブリスニング」は「傾聴」と訳されることが多いが、日本語だと真剣に黙って聞くというイメージが強いため、ヤフーでは「傾聴」ではなく「アクティブリスニング」を使っているそう。

うなずいたり、相槌を打ったり、相手が発したキーワードを繰り返したりするため「傾聴」とは異なる。そうすることで、相手の頭のなかの今まで動いていなかった一部分を動かすことができるとのこと。出来る気はしていない…。

ありがちな失敗として、上司がアドバイスしようと思うがあまり、「どういうふうに進めたいの?」「誰かに相談した?それは誰?」などと自分の理解のために質問をしてしまうこと。それでは部下から上司の依存が強くなってしまうだけ。まあそうだよね。

「信頼関係」は一朝一夕で出来るものではないので、会社からの支援と、上司の日々の行動が重要だと思った。

個人的には「いつも気にしているよ」というメッセージもしくはシグナルを投げかけるようにしている。

具体的には、Slack の活動は見えるものは全部読んで、絵文字リアクションを適宜付けている。GitHub の活動も全部読んで、こちらも適宜絵文字リアクションを付けている。それらを朝会などで必要に応じて伝えている。どれも上司(リーダー)だからやっている訳ではなく、今までもやってきたことを意識づけしただけ。

現実にはそのメッセージも限界はある気はするので、まだまだ悩み中。🌀

まとめ

ここまで書いたけど、今回私が始めた 1 on 1 は「上司と部下」ではなく、自分含めた4人チームのリーダーとメンバーなので、そのままでは使えない。例えば中長期にキャリアのことを話して欲しいなど。

とは言え、知識の整理や、心の拠り所にはなったので、実践や他のインプットも含めてやっていきます。

ヤフーの1on1―――部下を成長させるコミュニケーションの技法 amazon.co.jp

自分用読書メモ

1 on 1 では、考えを深めるツールとして「言い換え」をよく使う。

へー

ヤフーでは、「アサインよりチョイス」と言っています。

めちゃめちゃええやないか。。。私もアサインという言葉は好きではない。

日本語での会話は、主語を省略することが多いので、カギとなるセンテンスでは、あえて主語を明確にすることによって、それが部下の本音なのかどうかを確認しています。

細かいけど重要なテクニック

傾聴するとは、真剣に聞くことではないと思っています。むしろ、話の中身はまったく頭に入れず「へえ」「そうなんだ」と返事をしていれば、話している側は勝手に内省を深めていくこともある。

面白い。

しかし、あまり間隔が空きすぎるのは望ましくありません。最低でも3週間に1度は行うようにします。

ですよね。私の場合だと 1 on 1 の相手とも話して、一旦2週間に1度にしました。

Q10. 1 on 1で知りえた部下のプライベートな話は、どの程度周囲と共有してもいいのでしょうか?

A. 共有してはいけません。

ですよね。😅 私は第一回の 1 on 1 の時に、前提のひとつとしてお伝えしました。