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2009-06-26 (金)

Emacs講座 -第1回- Emacs と私 [Emacs講座]

目次 / 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回

GNU Emacs に初めて出会ったのは、入社した時に使った Nemacs でした。
Solaris2.6 にインストールされていました。2000 年入社なので、使い始
めてもう 10 年です。

ちょうど良い区切りなので、初心者から脱却したい人向けに、まとまった
文章を書くことにしました。今回はそのイントロです。GNU Emacs は
Emacs と略します。XEmacs の話はしない予定です。

さて、入社当時の話に戻ります。

最初は訳が分からなかったため、Nemacs はすぐに使わなくなりました。
Windows に C ソースをコピーして秀丸で編集したり、rmail を使わずに
Becky! を使ったりしていました。しかし、Windows がない環境で仕事をす
ることになったため、腹を決めて Emacs と付き合っていくことにしました。

その環境には運良く Mule がインストールされていました。私は C ソース
を Mule で編集し、mh-e でメールを読み書きすることになりました。

そういえば、今も覚えていることがあります。当時はファイルを開くたび
に Mule を起動していましたが、職場の上司は Dired でディレクトリを開
いて、そこからファイルをいくつも開いていました。shell-mode も使って
いたかもしれません。ああ、こういう使い方をするエディタなんだと思っ
たことを覚えています。

当時はいろんな人の ~/.emacs を読み漁りました。職場の人のものや、ネッ
ト上に転がっているものです。

ネット上で特に参考になったのは、GANAWARE に置いてある .emacs です。
UNIX や Windows、Emacs の各バージョンの環境切り分け方法がきれいだっ
たので、今もその名残りが私の ~/.emacs に残っています。ほかに
blankspace も大変参考になりました。

そうこうしているうちに、Mule は過去のものだと知りました。当時の最新
は Emacs-20.7 でそろそろ Emacs21.1 が出る頃だったと思います。

Mule は時々 X まわりの不具合に遭遇したため、1 年と使わずに
Emacs-20.7 に移行しました。併せてメーラも mh-e から Mew に乗り換え
ました。Mew には今もお世話になっています。

ちなみに当時の開発環境は入社当時と異なり、オープンソースソフトウェ
アが日々バージョンアップされ、最新の技術に触れられる素晴らしい環境
でした。

そのころから ~/.emacs は会社で用意された共通設定ファイルを使わずに、
自分でスクラッチから書いたものを使うようになりました。スクラッチか
ら書くために Emacs Lisp の知識が必要になったため、広瀬さんの本を購
入し、多くを学ばせていただきました。



Emacs とは関係ありませんが、広瀬さんは最近「zshの本」という本を出さ
れたようです。私は zsh ユーザでもありますが、それについてはまたの機
会で。

話を Emacs に戻しますと、その後 Emacs21 と Emacs22 のバージョンアッ
プに追随しました。今は自宅の Emacs は CVS 先端の 23 を使っています。

2001 年頃から自宅で使い始めた Meadow の話もしましょう。

Meadow は Emacs の Windows 移植版です。Emacs を Windows でコンパイ
ルした NTEmacs というものもありますが、NTEmacs に比べて IME まわり
の親和性、フォントの設定、画像の取扱いが優れているそうです。ただ、
NTEmacs は触ったことないです。

自宅 PC には Windows しかインストールしていなかったため、Meadow +
Cygwin を使っていました。そういう意味で Meadow との付き合いも長いです。

Cygwin は Linux の Windows エミュレート環境ですが、エミュレートであ
るが故にハマル要素は多くありました。そのため、自宅 PC に RedHat
Linux をインストールし、Meadow はあまり使わなくなりました。ただ、こ
の 1〜2 年は会社の開発環境が Windows になったこともあり、またよく使
うようになりました。

Emacs にはさまざまな派生物があり、私は最初混乱しました。

Wikipedia - Emacs あたりが参考になるかもしれません。少し古い
ですが、Emacs の各バージョンは History of Emacs and MuleMule
History Drawing
としてまとめられています。

ネット上の情報が古かったのも、混乱させる要因の一つでした。そういう
経験が、この「Emacs講座」を書くきっかけの一つになりました。

第1回終わり。

目次 / 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回 第6回 第7回 第8回 第9回

追記(2011-10-03):
「やさしいEmacs‐Lisp講座」は改訂版が出ましたよ!!


この記事に言及しているこのブログ内の記事

Emacs講座 -目次- [Emacs][Emacs講座]

-第1回- Emacs と私
-第2回- .emacs (どっと いーまっくす)
-第3回- *scratch* バッファ
-第4回- カーソル移動
-第5回- キーバインドの変更
-第6回- load-path
-第7回- 文字コード
-第8回- タブ幅
-第9回- C コーディングスタイル

Emacs のバージョンは 23.3 を想定しています。22 以下は考慮しないこと
にします。

Emacs の全てを説明することは出来ないので、私の書きたい内容を書きた
い順番で書いています。

以下は今後の予定。

-第10回- 私の .emacs (どっと いーまっくす)
-第11回- edebugger
-第12回- 次の関数、前の関数

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最終更新時間: 2017-06-29 08:15

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