日本語とは時制の解釈が少し違うので注意。

現在形と現在進行形

現在形は現在だけのことではなく、「今」を中心として、過去から未来に
わたるある程度の期間に成り立つ行為や状態を表す。

動詞には状態を表す「状態動詞」と動作を表す「動作動詞」がある。

状態動詞

特に必要がない限り進行形にはしない。

(1)心理を表す動詞

like, love, hate, hope, want, think, believe, know, understand,
remember, forget

(2)知覚・感覚を表す動詞

see, hear, feel, smell, taste

(3)その他の状態を表す動詞

be, remain, have, own, belong to, contain, exist, resemble

動作動詞

「動作動詞」の現在形は、「今」を中心として過去から未来にわたってく
り返される動作を表す。一回きりの動作は基本的に表せない。

I always drink coffee at breakfast.

過去・現在・未来を通して変化のない事実を表すことも出来る。

The earth goes around the sun.

過去形と過去進行形

現在とは無関係の過去の事柄を述べるのに使われる。(この点は日本語にな
いこだわりだと思う。)

過去進行形では、無限にある過去のうちの「ある1点」でしている最中だっ
たことを表しているので、「いつしていたか」を示す必要がある。

I was watching TV around noon.

未来形と未来進行形

will と be going to は微妙に意味が違う。

は、その場で(急に)する気になったことを表す。

“The telephone is ringing.” “OK, I’ll answer it.”

は、その場で突然決めたことではなく、それ以前からする
つもりでいたことを表す。

I’m going to study abroad next year.

は話し手や主語の意志とは関係なく、自然の成り行きで起こる
であろうことも示す。(単純未来)

My brother will be twenty next year.

<will + 動詞の原形>には、主語の意志を表す意志未来と呼ばれる用法があ
る。

I will give you my answer tomorrow.

過去から見た未来は、過去形の助動詞などで表す。

I decided that I would study in the U.S.
He said he was going to visit me the following week.

(現在形, 未来形)++

when や if などの「時」や「条件」を表す接続詞を用いると、それに続く
節の中では「実際に成り立つ」と扱うことになるため、現在形を用いる。

The birds will fly south when winter comes.

when や if であっても、その節が名詞の働きをしていたら will が必要と
なる。whether(〜かどうか) も同じかな?

Tell me when she will come back. (名詞節)
(彼女がいつ戻ってくるのか教えて下さい。)

Tell me when she comes back. (副詞節)
(彼女が戻ってきたら教えて下さい。)

団体などの予定・計画、公共的な事柄の予定など、変更の可能性がない時
は、未来のことであっても現在形を用いる。

Out flight leaves at 11:45.

個人的な予定など、未来に向けての心構えや準備をしている時は、未来形
ではなく現在進行形を用いる。

I’m leaving for Paris tomorrow morning.

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