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OpenID Summit Tokyo 2015

一応、ID 業界の片隅に生息しているので行ってきました。会社から歩い
て 10 分くらいだったし。

最新の動向をキャッチアップ出来て有意義なイベントでした。気になるセッ
ションだけ聞こうと思ってましたが、結局ほぼ最後まで聞いてました。
同時通訳は助かりました。運営の皆さん、ありがとうございました。

※ メモが少ないセッションは、疲れていたか、メモを取るリズムが掴め
なかったからです。

アイデンティティ・オーバービュー

崎村 夏彦 — OpenID Foundation 理事長
楠 正憲 — OpenIDファウンデーション・ジャパン 代表理事

※ TODO: 資料が公開されたらここに貼る

前回は 2011 年とのこと。毎年やっているのかと思いました。

IoT時代の認証技術

増井俊之 — 慶應義塾大学 環境情報学部 教授

資料置き場: http://gyump.com/OpenID/

初めて増井さんのセッションを聞いたかも。さすがの増井節。私が増井さ
んを認識したのはもちろん dmacro.elkeisen.el が最初。keisen.el
は今もたまに使います。てか、Emacs-24.5 でも動くのはすごい!

  • 個人の秘密情報は認証に使えるはず
  • Suica履歴、ログイン履歴、etc
  • トイレに何回行ったかとかw

Clouds + ID ~ クラウドビジネスにおけるIDの現在と今後 ~

藤井 彰人 — KDDI株式会社 ソリューション事業企画本部クラウドサービス企画部 部長

※ TODO: 資料が公開されたらここに貼る

Sun -> Google -> KDDI

ランチタイム

会社に戻ろうとしましたが、意外に時間がなかったのでやっぱり止めて、
タリーズコーヒー で済ませました。で、道に迷いました。

[1b] OpenID Foundation Overview

Don Thibeau — OpenID Foundation / Open Identity Exchange (OIX)

※ TODO: 資料が公開されたらここに貼る

[2b] OpenID Connect

John Bradley — Ping Identity / OpenID Foundation

※ TODO: 資料が公開されたらここに貼る

OpenID 2.0 から OpenID Connect に移っている
OAuth 2.0 Form

[3b] Certification

Michael B. Jones — Microsoft / OpenID Foundation

※ TODO: 資料が公開されたらここに貼る

  • 5つのプロファイルがある
  • 第三者機関ではなく、自分自身でテストし認定することが出来る
  • テスト結果を OpenID Foundation に送り、認定されれば取得できる
  • 全てのログを取り、結果とともに公開することになる
  • どのプロファイルを使うかを自分で決める
  • どのプロファイルに照らして、Certification を取得したか分かる
  • テストサイト

[4b] Providing Transparency and Enabling Interoperability Through Registration: New Opportunities in Online Identity

Don Thibeau — OpenID Foundation / Open Identity Exchange (OIX)

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[5b] RISC and IGov

John Bradley — Ping Identity / OpenID Foundation

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  • セキュリティの話
  • iGov

[6b] Securing Sign-in on Mobile: Best Practices for Native Apps

William Denniss — Google

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  • Google の人
  • WebView vs In-app Browser tabs の比較
  • WebView
    • セキュリティが欠落している
    • Third Party の SDK に問題があることも(例: マクドナルド)
    • SSO(Single Sign-on)を実現できていない
  • OAuth 2.0 for Native Apps - Best Pracice
    • https:// (← TODO: 資料が公開されたら埋める)
    • 使ってみようかな

[7b] FIDO 2.0

Anthony Nadalin — Microsoft

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  • ミッション
    • オンラインでの認証方法を変革する
    • パスワードをなくす
  • 仕様のみ策定、実装は各企業
  • 2 つの仕様を提供
    • UAF: Universal Authentication Framework
      • FIDO 対応のデバイスを用いてパスワードを使わずに行う認証
    • U2F: Universal Second Factor
      • 現在の 2 段階認証の技術を進化させた認証
  • プラットフォーム(Web, OS)に組み込まれることを望んでいる
  • 今は Win95/MacOS の頃の TCP/IP に似ている(当時は OS に含まれていなかった)
  • W3C も関心を持っているそう
  • FIDO 2.0 は標準化作業中
  • UAF, U2F も使えるように考慮している

[8b] OAuth.next

John Bradley — Ping Identity / OpenID Foundation

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  • OAuth Proof-of-Possession(PoP) Specs
    • Bearer の代わりに PoP token を使う
  • OAuth Token Exchange
    • General token exchange capability for OAuth
    • 例えばホテルでパスポートを見せる → パスポートが Token
  • OpenID Connect Logout
  • 空いた時間で JWT や JWS、JWK の説明とか

[9b] OAuth 2.0 - Web Messaging Response Mode

山口 徹 — 株式会社ディー・エヌ・エー

  • 新しいドラフトというか、DeNA のオレオレ仕様?でもおもしろいと思った
  • SPA(Sinble Page Application) に向いたフロー
  • response_type=code の代わりに response_type=form_post を指定
  • OAuth の redirect の代わりに Form Post を使う
  • Hybrid Flow もある
    • response_type に複数の値をスペース区切りで

そういえば

私、ずいぶん昔に http://openid.ne.jp/ で OpenID を取得したのですよね。

でもこれ、OpenID Foundation( http://openid.net/ )とは関係があり
ませんでした。

2006 年に株式会社アセントネットワークスが http://www.openid.ne.jp/
で OpenID 発行サービスを始めたようですが、今は引っ越し業者比較サイ
トになっています。。

openid.ne.jp

以下 http://www.asp-navi.jp/asp_service/594/index.html より引用

最近話題になっている「openID]の発行・認証システムの構築をいたします。
openIDについては2006年より「openID.ne.jp」という、
openID発行サイトを開設しております。

運営会社: 株式会社アセントネットワークス
サービス名: openID.ne.jp(オープンアイディー ドット エヌイー ドット ジェーピー)
サービスURL: http://www.openid.ne.jp/

OpenIDファウンデーション・ジャパン( http://www.openid.or.jp/ )が
出来たのは、その後の 2008 年のようです。