今まで参加した勉強会で一番実践的だったと思います。
もちろん私にとって。

とか言いつつ、20 分くらい遅刻してしまいましたw

PHP5.3、PHP 5.4、次のPHP

第2回 関西PHP勉強会 [2011-11-26-3] で一度聞いてはいましたが、それで
も知らないことは多々ありました。

PHP5.3

レイト・スタティック・バインディングがサポートされた。static:: が
C++ とかと同じように動作する。self::who じゃなくて static::who と
書くと、継承先の who() が使われる。

goto がサポートされた。loop の中には入れない。

クロージャがサポートされた。

クラススコープ外で const を使えるようになった。define は APC 使った
時に実行されてしまう。const はそうじゃないらしい。

省略三項演算子がサポートされた。フォームのデフォルト値を処理するの
に便利とのこと。さっそく試してみた。確かにこれは便利。

// セットされていれば、その値が使われる。
$aaa = 'masutaka';
$value = $aaa ?: 'aaa';
var_dump($value);
//=> string(8) "masutaka"

// されていなければ、デフォルト値('aaa')が使われる。
$aaa = 0;
$value = $aaa ?: 'aaa';
var_dump($value);
//=> string(3) "aaa"

PHP5.4

Traits がサポートされた。早く使おう。
Class が垂直再利用なのに対して、Traits は水平利用とのこと。なるほど。
Ruby だと mixin に相当するとのこと。Module かと思ってた。
こんな風に Class と同様に利用できる。

trait foo {}
class bar { use foo; }

Traits を使えば __get() や __set() [2012-05-13-1] をきれいに実装で
きるとのこと。
Trait を複数使う場合の文法もある。
関数の名前を変えたり、public を private に変えたり出来る。
Trait から Trait を作ることも出来る。
abstract で抽象メソッドを作れたりもする。

CLI Server(ビルドインサーバー)がサポートされた。
php -S 127.0.0.1:1080 とかで、Web サーバを起動できる。
便利だけど正式運用は厳しい。php が落ちたら web server も落ちるから。
watch dog 必須。

ショートタグがサポートされた。
<?= ?>
が常に利用可能。今までも php.ini で設定できたそう。
<?= h('') ?>
とかも書ける。

Ruby っぽい配列文法がサポートされた。
今まで何度も何度も要望があがっていたが、今回ようやく実装されたのは
echo foo()[1]; を書きたい要望があったためだそう。なるほど。

バイナリ記法がサポートされた。
0b1111 とか。

パッチは必要だが Facebook の Hiphop Virtual Machine が内々にサポー
トされたそう。PHP のコードを C++ に変換するアレですね。

PHP-Ninja

http://php-ninja.com/
WordPress x nginx x Zcloud

発表者は @miya0001 さん。

PHP-Ninja はめっちゃ速い。5000-8000 req/sec 処理可能とのこと。
普通のレンタルサーバは 20 req/sec
高負荷時に CPU のコアをダイナミックに増減。これはすごい!

http://wp.remotemanager.me/
複数の WordPress を一元管理 (3サイトまで無料)

あとで忍者の一人に聞いてみたら、独自ドメインにはまだ対応してないそう。

PHP on クラウド! – AWS Elastic Beanstalkの真価 –

AWS SDK for PHP

AWS の各種サービスを PHP で操作する SDK
PHP を使って、システム運用の自動化も。

DynamoDB を使った、HTTP のセッション共有が可能
SDK にクラスが同封

AWS 使ったことないですが、これも早く使いたいですね。

PHPから利用するMySQLのネイティブドライバ「mysqlnd」について

CentOS6.2にPHP5.3.9とMySQL5.5を導入 - OSSDBwiki

MySQL native driver for PHP (mysqlnd_ms)

オリジナルより速い。
5.4 から本家に取り込まれるかも。

MySQL 向けのロードバランサ
PHP から送られてきたクエリーを更新もしくは検索かを判断して、
マスター/スレーブに自動的に振り分ける。

設定ファイルは json

プログラムは一切変更する必要がないので、Cake とかでも動くはず。
確認は出来てないけど。導入は低コスト。

クリティカルな場面ではマスターに処理を投げたい時もあるはず。
プログラムで制御できるのか? 今のバージョンでは出来るかも?

プログラム側はいっさい変更せずに MySQL のロードバランサが使えるのは
よいですね。導入が低コストなのも○

CakePHP最新情報

生の @cakephper さんを初めて拝見。
懇親会でいろいろお話しすることも出来ました〜

Cake2 では autoload が賢くなったそう。
Cake1 App::import()
Cake2 App::users()

CakeEmail
EmailCompornent と違って、utf8 決めうちではない。
これはめっちゃ助かります。

CakePHP2.1
JsonView/XMLView の追加
View の継承機能

CakePHP2 本が今年の 7 月にでるそう。これは..買おうかな?

FuelPHP をさわってみて

たしかにインストールはめっちゃ簡単。3コマンドで終了。@omoon がすご
く楽しそうに発表しているので、ちょっと使いたくなってしまいました。

メモ取ってなかったので、LT は割愛。。
モックオブジェクトは是非使ってみたいです。

まとめ

今回は自分に関係ある発表ばかりだったので、かなり役に立ちました。
今後はもっとテスト関係の発表を聞きたいかなあ。調べてもなかなか情報
が出てこなくて。(もちろん cake 以下とかのテストコードは見てます。)

懇親会はヤバかったですねw
LT って、短いと何回もループさせられるものだったとは。。
有名人の方々ともお話しできて良かったです。

@shin1x1 さんはじめ、運営の方々ありがとうございました!

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