SQL との接点は Rails を使う時くらいで、Explain でテンポラリテーブ
ルが作られるようなクエリを極力発行しない注意くらいしかしておらず、
危機感があったので読んでみました。あ、監訳者の @t_wada さんのツイ
ートにももちろん影響されました。

実は 3 月には手に入れていたのですが、ずっと積読していて読み始めた
のが先月からだったという…。とは言え、各章が 10 ページほどで収まっ
ているので、なるべく毎日 2 章読むようにしたら、20 日ほどで読み終え
ることが出来ました。

第 1 章は名前はさておき知っている人も多いジェイウォーク(信号無視)。
VARCHAR 型にカンマ区切りのテキストを入れてしまうアレです。さすがに
私も知っているので、ニヤリとしたのを覚えています。出だしのアンチパ
ターンとしては難易度低目で良かったです。

読む前は上記のようなテーブル設計(本書ではデータベース論理設計とあ
る)のアンチパターンがほとんどかと思っていましたが、クエリのアンチ
パターンにも言及していたのが意外でした。そりゃそうか。

データベース論理設計のアンチパターン 全 8 章
データベース物理設計のアンチパターン 全 4 章
クエリのアンチパターン 全 6 章
アプリケーション開発のアンチパターン 全 7 章
付録: 正規化のルール 全 1 章

個人的には Rails が所々で言及されていたのが助かりました。ポリモー
フィック関連の使用はアンチパターンではあるが、Rails のような成熟し
た実績あるフレームワークを選べばその限りではないとか。なるほど。

私にとって少しタイムリーだった第 21 章の UUID は MySQL と Rails5
の組み合わせでは使えず
。残念…。

以上、思ったことをつらつらと書いてみました。読んで良かった。

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