1993年(平成5年)の作品。
Amazon でずっと¥10,000くらいだったけど、急に安くなった(¥1,724)ので条件反射で買った。そこから1年3ヶ月経ってしまったが、ちょうど今日読み終わった。
※ 今 Amazon で値段見たら¥43,611だった。マジか…
『経清記』というタイトルではあるが、中身は「経清記」と「清衡伝」に分かれている。
「経清記」は1988年(昭和63年)の作品で、「清衡伝」はこの本のための書き下ろしとのこと。
「記」だの「伝」だのと題名をつけたのは作者の都合であって決して伝記小説という意味ではない
という筆者のあとがきにあるとおり、あくまで時代小説。
経清と清衡がきれいに書かれすぎのような気もするが、奥六郡(陸奥)に思いを馳せられることには変わりはない(大げさ)。高橋克彦氏の『炎立つ 』との違いも興味深い。
残念ながら『炎立つ』はすでに手放してしまった。でも [2009-11-30-1] の『奥州藤原氏物語』と『NHK 大河ドラマの炎立つ 』の録画は手元にあるので、大事にしていきたい。