ずいぶんお世話になってきた WEB+DB PRESS も今回が最終号。積もる話はさておき、今回一番気になった特集の感想から書いていく。

WEB+DB PRESS Vol.136 Kindle版 amazon.co.jp

「特集2 実戦投入パスキー」の感想

今まで気にはなっていたものの、プライベートのメインブラウザが Firefox ということもあり、日常的に使えてなかった。Chrome で Google や GitHub のパスキーを試したくらい。

今回の特集で、パスキーは「覚える必要がないパスワード」くらいに理解した。

私は 1Password を何年も使ってきて、ほぼ全てのパスワードを覚えていない。つまり、パスキーを使ったとしても使い勝手は変わらないということ。

現在、他のデバイスと同期できるのは iCloud Keychain と Google Password Manager くらいらしい。Apple は iOS 17, iPadOS 17, macOS 14 以降、Google は Android 14 以降で 1Password のようなサードパーティのパスワードマネージャーをサポートするらしい。

私のように Firefox on macOS + Android な人は、1Password で使えるまで待てば良い。必ずしもパスキーは使わなくても良いけど。

一方で全てを Apple 製品で揃えている人は、パスワードマネージャーとして意識的に iCloud Keychain を使えばよい。1Password でも良いけど。

著者の一人である nov さんの書いてたことが少し分かってきた?

『WEB+DB PRESS』の感想

私と技術系(パソコン)雑誌との関わりは、1990 年代の DOS/V MAGAZINE やパソコン批評から始まったと思う。

2000 年代は組み込みエンジニアだったこともあり、Software Design や UNIX MAGAZINE をたまに読むくらいだった記憶。2011 年以降は Web エンジニアになったこともあり、読む頻度は増えていった。

一番読んでたのは、2019/06 ~ 2022/01 まで。発売されたらすぐ購入&ざっと読んで、面白そうな記事を社内に共有するという、意識の高いことをしていた1。 雑誌は Web 記事と違って、普段キャッチアップしていない情報が目に入るのが良いのだよね。

2022/02 以降は、毎号の目次をチェックして気になったら買うようにしていた。

ただの一読者としての関わりだったけど、なくなってしまうのは残念だし、日本の Web 業界が衰退に向かっているのでは?と少し怖くなる。

そういうわけで、お疲れさまでした。今までありがとうございました。🙏


  1. Software Design も同じことをしてました。 ↩︎